ダメモトで発売日前日に探した甲斐あって、「afterdark」を何とかゲットできました。
そして、読み終わりました。(以下、ネタバレあり)
最近、夜を通して本を読み続けることもなければ、村上春樹の本を1晩で読み終えたこともかつてなかったのではないかと思います。でも1晩で読んだことはあったかもしれないけど...
今回はいくつかの内容に関するキャッチフレーズをしおりやら ML やらで知っていたのですが、会社帰りに購入して深夜に読むというのは、この作品にとってとてもよいシチュエーションだったのではないかと思います。舞台はすべて深夜の、一晩で終わっています。これも今までにない設定かな。(短編以外では)
感想は初読だけで判断するのは(少なくとも私には)難しい。ただ、やはり彼の作品は進化し続けて戻ることはないのかな?と思いました。もちろん、土台に流れているものは変わっていないものが多いけど、私が好んでいた雰囲気はずいぶんと薄れてしまったような気がします。一番感じるのは人物像かなぁ。かつての作品では個々の登場人物にそれぞれ深みがあるような気がしていましたが、新刊が出るたびに人物像が薄く感じられるのは私だけかもしれませんが。う〜ん、「僕」じゃないからか!?
なんだかとても遠い場所の田舎の無人駅に来て、線路を眺めているような気分です。
「afterdark」を読んで「スプートニクの恋人」と赤川次郎の「ふたり」に勝手に私の中でリンクができてしまったような気がします。出てきたわけじゃないけど、イメージが...
ずっと同じような作風で続けていくというのも限界があるとは思うけど、こうやって新しい感覚に触れると何だか少し寂しいような気がしてしまいます。でもきっと再読したときにまた新しい感覚が得られるんじゃないかな?という期待感はかなり抱けたような気がします。だから再読も楽しみです。
さて「これからしばらく眠る」時間かな
Posted by shika : September 7, 2004 03:23 AM | Trackback